さて、監査機能。

監査機能も、突き詰めていくと結構面白い。
ここまで考えている税理士がどこまでいるか、興味があったりする。

たとえば、監査の定義は「適正な決算書を作成するためにチェックする」ことだ。

一般的には、株主や投資家・債権者のために行われる。
しかし、中小企業の場合は、主に金融機関。
ちゃんと正しい決算書が作成されているかどうかは金融機関にとって重要だ。

そして、税務署。
確定決算主義に基づいて税務申告が行われるので、
やはり正しい決算書が作成されているかどうかは重要。
金融機関や税務署への監査は、『財務会計』の分野となる。

しかし!
これからの時代、財務会計と同じぐらい重要な『管理会計』が中小企業に必要不可欠となる。
日本は管理会計の分野が世界のなかでも大幅に遅れているため、財務会計の後ろで虐げられていた。
それだけ財務会計が世の中の軸だったということだろう。

この『管理会計』上の監査は、経営者や会社のための試算表のチェックとなる。

自動化により、帳簿をごまかすという行為がなくなる。
ごまかすぐらいなら、リアルな数字を翌日にでも出して、素早く検証するというMINDが
これからの勝ち組経営者の思考となる。
いや、もうなっている。

つまり、税務署への税務調査対策だけしっかりしておけば、
自動化は経営者や中小企業のための監査が中心となり、
クラウド会計は日本の会計そのものの軸を変えてしまう可能性がある。

その先に。

税務調査は大幅に減少する。
もしくは、クラウド会計を活用しているかどうかで、調査先が絞られるかもしれない。
これからの5年間、税務調査結果データを検証すれば、クラウド会計先が適正な申告をしていることが分かるだろう。

管理会計を軸とした監査機能の充実により、
会計事務所でキーパンチャーはいなくなり、収集されたデータを翌日には経営者はスマホで確認。
そんな時代ももうすぐそこまで来ている。
会計事務所の役割も大きく変わっていくのがわかる。

その先の未来に、
我々会計事務所に何が求められるのかも、見えてきた。
SHIPは15年前から、管理会計を中心にサポートしてきた会計事務所なので
こういう世の中の動きは大歓迎だったりする。

面白くなってきた。
こういう変化をワクワクできる日本人がSHIPの周りにはたくさんいる。

簡単ではない。
簡単ではないから、”楽しむ”というMINDが必要となる。

 

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