こんにちは小川です。
先日とあるセミナーに参加させていただいたのですが、その際にロジックツリーを活用して、企業支援にあたっているというお話がありました。このロジックツリーは中小企業診断士である自分にとって思考法におけるベーシックなものなので、感じ入るものがありました。
中小企業診断士養成課程(以下、養成課程)在籍中に、このロジックツリーに代表されるロジカルシンキング(論理的思考法)というものを叩き込まれました。ちなみに養成課程ではロジックツリーをピラミッドストラクチャーと言っていました。このロジカルシンキングの代表的なものはトヨタ式生産管理の考え方で、「現場で問題が発生したら、なぜを5回繰り返す、それで問題の真因を見つける」というのが一番有名な例かなと個人的には思っています。ロジックツリーが何なのかは検索してみてください。いまやWEBで検索すればなんでもわかる時代ですから。
さて、そのロジックツリーで考える際に自分が重視しているのが、「MECE(ミッシー)」と「3つに分ける」です。
「MECE」はロジカルシンキングの基本と言われる概念の1つで、
Mutually(お互いに)
Exclusive(重複せず)
Collectively(全体に)
Exhaustive(漏れがない)
の頭文字をとったもので、「モレなく、ダブリなく、全体を網羅する」という意味です。物事を整理する時に、ある部分が重複していたり、逆に抜けてしまったりすることはよくあることですが、抜け漏れをできる限りおさえるための基本がMECEです。考え方の一つといったほうがいいですかね。ロジックツリーを使って真因分析をしたときにそれがMECEになっているか確認する、MECEになっていないとそれが真因なのか怪しくなる、という感じです。ちなみに真因とは「真の原因(要因)」を指します。
「3つに分ける」は、特にロジカルシンキングやフレームワークにあるわけではないですが、養成課程の演習で習ったことの一つで、人間は何かをグルーピングしたり分けたりするときに3つにわけると不思議としっくりくるらしいのです。ですので自分は何かを説明するときにこの「3つに分ける」を意識的に使っています。
そこで、このロジックツリーを使って物事をどのように考えるかというと、養成課程の演習で、とあるテーマに対して班で出した回答を引っ張り出してきたので、下記に示します。
「付加価値を最大化するためには?」というテーマに対して、
1.情報収集力を最大化する
→そのためには?
 ①潜在ニーズの発掘する
 ②高精度なデータベースの構築する
 ③商品企画へのフィードバックする
2.商品開発力の最大化する
→そのためには?
 ①価格競争を回避する
 ②提案型商品を開発する
 ③顧客ニーズを満たす最適設計をする
3.コンサル力を強化する
→そのためには?
 ①顧客の課題解決をする
 ②信頼関係を醸成する
 ③クイックレスポンスをする
といったような感じで、物事をどんどん深堀していくのです。それが木の枝みたいに連なっていくので、ロジックツリー、ピラミッドみたいに重なっていくのでピラミッドストラクチャー、などと呼ばれたりします。

ロジカルシンキングは、①物事を簡潔に説明できる、②話の説得力(納得感)が増す、③物事を俯瞰で見る(全体を見渡す)ことができる、といった効果があるといわれています(3つに分けてみました どうでしょう?しっくりきませんか?)。

みなさんもロジカルシンキングで物事を考えてみませんか?意外と見えなかったものが見えるようになるかもしれませんよ。