大人が学ぶ2023.11.2 税理士法人SHIP 鈴木 克欣

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。

今年もあと少しの時期になってきました。
一気に人の移動が始まり、新幹線に乗ると外国人観光客で常に混んでいる状況。
沖縄、京都、東京どこに行っても人の数が増え、環境の変化がすごいですね。

自分自身の周りの環境。
企業の周りの環境。
世の中の環境。

我々は、常に環境の変化に対応していかなければならない。
コロナ禍によって、これまで以上にこの“環境”について考える意識を持つようになりました。

では、環境の変化に対応するために何をすればいいのか?
「学び」です。

僕は、スタッフにもクライアントにも「学ぶ」必要性をよく話します。
日本人は、世界的に大人になってからの学びの時間が少ないと以前から言われてきました。

僕自身、30代で名古屋商科大学大学院で学び、
40代で京都大学経営管理大学院で学ぶ機会を持ちました。
https://mba.nucba.ac.jp/
https://www.accounting.gsm.kyoto-u.ac.jp/emba-program/

大人になってからの学びと言うと、資格を取得するための学びが一般的かもしれません。
もちろん、資格を取得する目標に向けた学びも重要です。

ただ、社会に出て様々な経験を積み、
「この分野を学んでみたいな・・」という自発的な意識からの学びは、非常に楽しい。
僕にとっての「学び」は楽しい時間なので、仕事の時間をコントロールして、この楽しい時間を確保するようにしています。

ゴルフをしたりランニングをする時間を確保するのと同様に、学びの時間を作っています。
例えば、新たな知識を入れたい時、僕の学びの手法はWEBから始まります。

WEB上から得られる様々な「入口」の知識を習得し、方向性を絞った上で、書籍をまとめ買いします。
まとめ買いした4、5冊の本を持って朝から図書館に行く。
コーヒーを飲みながらの図書館の時間は、僕にとって楽しい時間です。

学びとは、「知識」と「情報」です。

わかりやすく言うと、「知識」は過去のものであり、「情報」は未来のもの・・・と僕は分けています。

本の場合、執筆者が数年かけて入手した知識やその方の経験が書かれています。
本を読むことで、執筆者の頭の中にある知識をもらうことができます。
これまで何年もかけて蓄積したその分野の知識をインプットするために、僕は本を読みます。

最近はYouTubeなど動画からも知識を入れることは可能です。
本とは違い、短時間でまとめられた動画は短い時間でポイントをインプットするには、適しています。
学びの手法は様々なので、「学び」のハードルを下げるためにもいろいろ試してみてはいかがでしょうか?

重要なのは、知識のインプットです。
そして、そのインプットするための時間の確保です。

「情報」は未来のもの。
「知識」から過去を学んだ上で、今起きている情報を入手します。

WEBニュースやNewsPicksなどから、今の情報を入手することで、これからを予測することができます。
これから・・つまり、今後の“環境”がどうなっていくのか?
その環境の変化を自分なりに考え、自分自身の「答え」を持つために学ぶんです。

・社会にとってSDGsやESGは必要不可欠である
・働き方はもっと自由になっていくだろう
・女性が社会の第一線で活躍し、男女の格差はなくなっていくだろう
・日本人の給与はどんどん上昇していくだろう
・管理会計が企業に活用されて、経営の考え方が変わっていくだろう
・日本人は人生とちゃんと向き合い、新しい“幸せ”の定義を持つだろう

環境が変わり、そこにいる人の意識が環境によって変わっていきます。
その意識の変化を前もって知っておくために、学ぶ。

先日、京都大学へ行ってきました。
若い学生から社会人の大人まで、京都大学構内では様々な人がいました。
一緒に学ぶ人がいるという状況を、改めていいな・・・と実感しました。

自分自身から生まれる学びへの意識は楽しいはずです。
そこに、年齢は関係ありません。
僕はそう思います。

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