新規事業は共創で加速する|3/3|2022.6.8 株式会社クリエイティブアローズ 乳井 俊文

皆さん、こんにちは。SHIPアソシエイトパートナー、株式会社クリイエティブアローズの乳井です。
前回に続き、昨年度から取り組んでいる私自身とクライアントの共創ストーリーについてお話してみたいと思います。

前回は、ブランドの人格とロゴ開発までのお話をしました。実はブランディングでもっとも重要なパートは、ここまでの過程で8割方終了です。ブログで字数制限があるため、大分省略してお伝えしておりますが、ブランドのコンセプト創りから人格創り、それを表すタグラインとロゴマーク。ここまでのプロセスや会話、イメージのすり合わせがとても大事なのです。特に、ブランドの「ミッション」「ビジョン」「バリュー」はこの段階でイメージとして形作られ、経営理念や企業理念、行動指針(クレド)という領域まで円で繋がった共通イメージとなるからです。
既に共通のイメージを持てる状態にあるため、このパートは少し時間をかけて、もっと深いディスカッションを重ねて言語化・ビジュアル化していきます。

ブランドの人格が決定した後は、その人物(ブランド)がどんな世界観の中に生きる人か?どんな事を言いそうか?性格はどんな感じ?といった具合に細かく設定していきます。既に、「CRAZY CIDER = M代表」というイメージは出来上がっています。そこであらためてM代表の事を考えてみます。

見ず知らずの地で、未経験の事業を立ち上げて成功を収め、雇用も生み出し、地域から愛される存在。ファミリーを大事にし、従業員からも関係者からも慕われる存在。きっとそんなM代表の毎日は1日1日が1生分ある、そんな印象がありました。毎日を一生懸命生きる人は、きっと誰よりも時間を大事にする人だと思います。そして誰よりも毎日を楽しむ人でもある。そんな思いから、プロモーションコピーが生まれました。

Love a life,
Love a moment.

人生を愛することは、一瞬一瞬の過ぎ去ってしまう時間を愛すること。
そんな想いを込めたコピーでした。このコピーをコンセプトに、ブランドの象徴となるビジュアル創りに着手します。こちらは言葉では伝わりづらいので、このブログの最後にリンクを貼っておきますので是非見てみてください。
青森県は自然豊かな町です。特に青森県の中でも津軽地方には青森県最高峰の「岩木山」があります。岩木山は地域の誰もが慕う美しい山、地元では「津軽富士」とも呼ばれたりするそうです。また、1次産業が盛んなこのエリアにおいて、海からの風を遮ってくれたりと守護神的な存在でもあるようです。そんな誰もが愛する岩木山。その地域の象徴となる岩木山をイメージに、先ほどのコピーを乗算することで何か表現出来ないか、という事になりました。そこで生み出したのがリンク先で確認できるブランドキービジュアルです。1日の時間の移ろいを感じて貰いたい。ただただ過ぎ去っていく時の流れの中にも、実はこんな素敵な瞬間がある。そんな想いを込めて日没後のマジックアワーのイメージをキービジュアルとしました。また、キービジュアルは時間の移ろいを感じてもらえるように、「朝焼け版」「星空版」と複数開発しました。すべてが線で繋がって、言語化されたブランドがイメージ化された瞬間でした。

ここからは一気にイメージを水平展開していきます。ブランドサイト、ブランドムービー、ブランドブック、チラシ、ポスターだけでは無く、ユニフォームの類や名刺、封筒、レターヘッド、商談用スライド、オリジナルグッズ・・・多岐に渡っていきます。
と同時に、当初より計画していたPR戦略もより具体化していきます。各種メディアへのリリースに始まり、TVCMやデジタルマーケティング等、時流と設計済のペルソナに合わせた戦略を具体化していきます。特に昨今はデジタルマーケティングが有効な時代です。コミュニケーションの主戦場はオンラインとしながらも、エリア特性を考慮してオフラインメディアとのバランス取りも重要な要素となります。ただここで注意しなければならない事は、デジタルメディアは「埋もれる」ということです。どうやって話題化、そして販売へ繋げるか、数カ月の運用を経て成功の確率を上げていきます。その為には事前の運用設計がとても重要となります。

このブログが掲載されている時にはすでに販売済となっていることでしょう。実は、ここからがブランディングという取り組みの本番です。ブランディングはローマ字で”Branding”。そう、”ing”がついて進行形なのです。今まで私たちが行ってきたことはブランドを可視化したに過ぎません。ブランディングは運用がとても大事であり、運用そのものなのです。
そのために、初期段階はブランディングチームとして役割分担を決めることにしました。

M代表の役割
・製品づくりを丁寧に、不良品や欠品を絶対に出さないこと
・販路を開拓しまくること
・新商品開発
・体を大事にすること

私たちの役割
・公式SNS等を運用
・ブランディングの維持、新たなアイデアの創造と実装
・PR/プロモーション企画の開発
・現地企業からの持ち込み企画の監修

さぁ、いよいよ本番です。CRAZY CIDERがどのように成長していくのか、是非今後とも見守ってください。想いを強くもって、周囲を巻き込みながら夢中で取り組めば必ず目標は達成される、私はそう信じています。勿論そのチャンスは、きっと誰にでもあるはずだと。

新しい共創ストーリーの始まりはSHIPの鈴木先生から。
一生に一度の人生、CRAZYに生きていきましょう!

CRAZY CIDER
https://crazy-cider.co.jp/

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