数字と人が好きな変態税理士2023.3.1 税理士法人SHIP 鈴木 克欣
皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。
現在、おおよそ100社ぐらいです。
これは、SHIPクライアントの企業の数字が頭に入っている数になります。
僕が直接、毎月月次決算を行っている企業のほか、SHIPスタッフが報告している企業も含めると、約100社ほどの売上高、限界利益、人件費、経常利益などの数字は頭に入っています。
「なぜ、そんなに多くの企業の数字が頭に入ってるんですか?」
とよくスタッフから質問されます。
・・・・なんでだろう?
意識して数字を覚えようとはしていません。
それだけ多くの企業の数字が頭に残っているのは、「考え続けている」からだと思います。
僕自身、あらゆる企業の数値を見ることは好きなので、SHIPのプラットホームとして活用しているbixidをいつもチェックしています。
もうこれは習慣を通り越して、歯を磨くのと同様に生活の一部です。
もしかしたら、僕の特技かもしれませんが・・・・
新規の相談があった場合、その経営者と会う前に過去3期分の決算書をまず確認します。
「経営者はこんな人だろうな・・・」という予想は、ほぼ当たります。
決算書の数字は経営者の性格が現れるので、会う前からその人物像を当てることができます。
数字と人が好きなんです。
決算書に記載されている数字の裏側にはたくさんのストーリーが隠れています。
たとえば、「売上高」。
年間1億円の売上高を実現するには、継続して付き合っている取引先、主力商品、販売している市場やターゲット顧客層・・など様々な要因が絡み合っています。
新規の売上を作るにしても、提案数や契約率、顧客単価などその内容は様々で面白いです。
数字の裏側にあるストーリーを予想し、仮説を立てる。
毎月の月次決算の中で「やっぱりそうだよな・・」と自分の仮説との答え合わせの瞬間が面白い。
この繰り返しが、「考え続けている」ことになります。
僕はFacebookでクライアントの経営者とつながっています。
経営者の日々の活動をFacebookで見ながら、月次決算の数字を予想します。
たとえその予想がズレていたとしても、日々発信している言動がいつもと同じであれば心配ありません。
必ず、数字はあとからついてきます。
数字の裏側にはいろんなストーリーがあり、そこには人が登場します。
人間はこれまで生きてきた環境や経験によって、様々な個性を持っています。
僕はその個性が好きなので、人を嫌いになることはありません。
税理士として、または20年の講師活動を通じて出会ってきた人はおそらく何千人はいると思います。
SHIPスタッフも含め、たくさんの人たちは「がんばってもがいて」います。
面白いんですが、頑張らない人や楽をしようとする人は、自然と僕の前からいなくなるんです。
暑苦しい税理士が嫌になるんでしょうね。
「幹部の方と話したいです」とよく僕は経営者に言います。
きっと、現場の社員たちも、様々な考えを持って頑張っていると思うからです。
その考えを僕は知りたい。経営者には言い難い事も、外部の人間であれば言えるかもしれない。
様々な人の様々な考えを受け取って、組織の中でいい流れになるように循環させる。
その流れの中に、「数字」と「人の感情」があるんです。
組織も人間同様、生き物です。
人の感情を無視した改革や計画は決して、うまく進みません。
それぞれが考えている事を共有し、経営者や社員が大事にしているプライドを組織と融合させる。
組織は生きているからこそ、必ず成長します。
数字が好きで、人間が好きな僕は、税理士という仕事をしています。
天職なのかもしれません。