チームリーダーの育成と組織形成2024.4.24 株式会社クリエイティブアローズ 古川 智一

経営者やリーダーの皆様、お忙しい中、本ブログをご覧いただき、ありがとうございます。今回は、組織形成における課題とその解決策について探求していきたいと思います。特にチームリーダーの育成に焦点を当て、私の立場から経験を踏まえた気づきをお話しさせていただきます。

 

仕事において「受け身」な姿勢のスタッフは、多くの場合、組織にとって様々なデメリットをもたらします。

受け身の業務姿勢では、自主的に仕事を推進することが少なくなり、結果的にタスクの完了に時間がかかるようになります。これは事業全体の生産性の低下を招くだけでなく、クライアント対応時に新たなアイデアに基づく改善提案が減少する原因ともなります。さらに、このような姿勢は自身の現状に満足し、成長のチャンスを逃すことにも繋がってしまいます。

弊社ではスタッフ一人ひとりが積極的に考え、能動的に行動することを推奨しています。これを実現するためには、チームリーダーがスタッフに対して適切なフィードバックを提供し、モチベーションを高める策を講じることが不可欠です。さらに、会社としてもスタッフが自己成長できる機会を積極的に提供することが大切だと考えています。

しかし過去には、弊社のチームリーダー育成にいくつかの課題が存在しました。

・リーダー候補者に与えられる権限が限定的であった。
・個々のリーダー候補者に合わせた成長プランが提供されていなかった。
・リーダー候補者へのフィードバックが不定期であったこと。

スタッフだけでなく、チームリーダーにも自ら決定を下す機会を提供し、各リーダーが最適な方法で挑戦し、失敗から学び、定期的に評価やフィードバックを受け取る環境を整えるべきでした。
そこで、リーダー候補者に与える権限を以前に比べて拡大し、チーム運営に必要な意思決定を自らできるようにしました。これには、小規模プロジェクトを完全に任せること、チームメンバーとのコミュニケーション、目標設定、リソース管理など、リーダーシップに関わるあらゆる機会を提供することが含まれます。
この実践を通じて、リーダー候補者は学び、自信を持ってリーダーシップを発揮できるようになります。また、各リーダー候補者の個々の強み、弱点、キャリア目標を評価し、それに基づいてパーソナライズされた成長プランを作成し、定期的なフィードバックを実施するようにしました。

 

リーダー育成に続いて、チームの成功を左右する重要なプロセスが「組織形成」です。
チームリーダーには、スタッフ一人ひとりの能力を最大限に引き出し、彼らのリーダーシップを通じてメンバーの強みを活用し、弱点をサポートすることで、チーム全体のパフォーマンスを向上させる役割が求められます。
このプロセスは、メンバー間の信頼とコミュニケーションの強化によって達成されます。そのため、チームリーダーにはメンバー間の対話を促進し、協力的な関係を築くための機会を提供し、チームの結束力を高めるように努力してもらいました。チームビルディングの取り組みとして、定期的なミーティングを実施し、メンバー同士の絆を深めることにも力を入れています。

これに加え、チームの成功には明確な目標設定と進捗管理も欠かせません。
リーダーは、メンバーが効果的に作業できるよう支援し、定期的な進捗報告を通じてチームの状況を把握し、適宜調整を行うことが必要です。さらに、成果を評価し、適切なフィードバックを提供することで、メンバーのモチベーションを維持し、成長を促進させることができます。

現在ではチームリーダーとなったスタッフが、大手菓子メーカーのクライアント案件において、能動的に競合調査や市場の把握・ニーズ分析などを行い、最適なソリューション提案を実現しています。
この成功は、絶え間ない学習と成長の姿勢が、組織全体に「持続的な成功を達成する」ための強固な基盤を築いたことを示していると考えています。

 

「受け身」での働き方を、能動的な行動にチェンジさせる。組織成形における解決策として、私が感じた「気づき」をご紹介させていただきました。
これからも古川のチャレンジを応援くださいませ!最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社クリエイティブアローズ
取締役 古川 智一

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