情報を共有する2024.8.1 税理士法人SHIP 鈴木 克欣
皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。
7月30日に書籍『Deep Accounting』が出版されました。
今回で3冊目の出版ですが、出来上がった本が届いた時はやはり嬉しいですね。
https://www.amazon.co.jp/dp/4752290316
さて、相変わらず朝5時に起きて、早朝から仕事を始めています。
いつものように、座ると同時にbixidを確認し今日の報告の予習を行います。
今週は最終週。
最終週は朝から夜までびっしり報告スケジュールが詰まっています。
朝9時から12時:ZOOMで3社報告
12時から13時:セミナー打合せ
13時から20時:ZOOMで5社+訪問1社の報告
今週の月曜日は、9社の報告でした。
毎月の報告スケジュールが今年の12月まで決まっているので、どうしても、打合せなどは昼の時間などになってしまいます。
報告と報告の間に隙間時間はないため、朝9時からスタートし、最後の報告まで喋りっぱなしです。
でも、こういう形にしてから4年以上も経つと、環境に慣れます。
僕自身、1週間の半分は自宅でリモートですが、SHIPスタッフも引き続きリモート業務を行なっています。
皆さんは、コロナ後、仕事の方法は元に戻りましたか?
コロナ禍において、リモート業務やフレックス勤務など取り入れた結果、SHIPは今でもそのままの働き方を継続しています。
事務所に行くと3人ぐらいしか出社していない日もあります。
一般的に、会計事務所では、1人が担当としてクライアントの業務を行なっているため、リモート業務やフレックス勤務に対する壁が存在します。
その壁とは・・・「情報共有」の難しさです。
例えば、リモート業務を多くのスタッフが取り入れた場合、スタッフ同士が顔を合わせる機会は減少します。
顔を合わせない場合、コミュニケーションをどうやって取ればいいかわからず、次第に、「1人で抱える」ことになってしまいます。
この状況が続いていくことは、精神的にも良くないため、通常の勤務に戻していく・・・流れになるのではないでしょうか?
もともと、SHIPの場合は、1社3人体制を実施してきました。
つまり、コロナの前から、「情報共有」を意識した勤務になっていたと言えます。
イメージは業務の内容をリアルタイムで共有する・・・感じです。
・MyKomon(会計事務所向けのグループウェア)により全ての業務を報告書作成
・グループLINEによるスタッフ間のコミュニケーション活用
・業務報告書の中で、クライアントからの質問を共有し、複数人がサポートできる体制
・「わからないこと」を積極的に掲げ、協力しながら一緒に考えるチーム体制
「情報共有」を真ん中に置いて業務を組み立てた結果、上記のようなことを全スタッフが行えるようになりました。
セミナーでも伝えていますが、SHIPの強みである「bixid」をプラットフォームとして実現できたベースには、SHIPのなかに情報共有の文化があったからだとも言えます。
働き方は、個人個人違います。
その人の生活スタイルに合った働き方に組織が合わせていった結果、組織の壁は低くなっていきます。
より、組織が柔軟に形を変えていく時代です。
しかし、組織の壁が低くなるということは、反対に個人の責任がこれまでよりも大きくなることに繋がります。
そのために、組織には「心理的安全性」が現場に求められるようになりました。
そして、心理的安全性には「情報共有」が必要不可欠です。
これまでの意識を変える必要があるかもしれません。
オープンマインド、風通しの良い風土・・・などなどいろんな表現がありますが、自分たちの「心のなか」をちょっとずつ外に出していくことができるかどうか?
どうすれば、働きやすくなるか?
どうすれば、精神的負担が減少するか?
情報を共有するという意識をこれまで以上に持つことで、新しい働き方につながるかもしれません。
■次回のSHIPカレッジは、「心理的安全性」です。
ぜひ、ご参加ください。
SHIPカレッジ申込みはこちらから
https://www.ship-ac.jp/seminar/1321.html