引き出す力:チームビルディングの真髄2024.8.6 株式会社クリエイティブアローズ 古川 智一

新紙幣が流通し始めると、その新たな顔ぶれやデザインが世間の話題となります。これは経済や社会へ新たな風を吹き込む重要な機会であり、私達の組織にも同様の事象は非常に重要となるものです。新メンバーやプロジェクトが始まることは、組織やチーム内に新風をもたらし、成長や変革へのチャンスを生み出します。

これまで日々奮闘しながら行っているチームビルディングの中で、特に感じるのが「引き出す力」の重要性です。全てを自分一人で行うことが正解というわけではなく、チームメンバーそれぞれの力を最大限に引き出し、活用することこそが成功への道筋だと考えます。この取り組みは、一つのプロジェクトに留まらず、会社全体の成長を促す有効なアプローチとなり得ます。全員の力を結集し、一緒に大きな成果へ進んでいくことの重要性を、私たちは改めて認識しています。

 

自分が分からないから助けてもらう

リーダーとして、全ての答えを持つ必要はないと言えます。それよりも重要なのは、困難に遭遇したときに、チームメンバーから助けを素直に求めることです。このアプローチは私たちの組織でも利用されており、そのおかげでメンバーは自己成長のための新たなチャンスと自信を獲得しています。その結果、単なるタスクの執行者から一歩進んで、自身で主導的に動き出すメンバーが増え、チーム全体の成長と進化の文化が発展してきました。
 

各メンバーの強みを活かす

各メンバーの持つ独自の強みを引き出すことが、プロジェクトの成功の秘訣です。現在、デザインに秀でたメンバーやデータ分析が得意なメンバーにそれぞれの役割を割り当てています。それぞれの才能を最大限に活かすことで、チーム全体のパフォーマンスが向上し、プロジェクトの成功率も高まっています。
 

将来のために弱みを補完しナレッジを貯める

成長を促すためにも、メンバーの弱みを補完する機会を提供します。経験の浅いメンバーには経験豊富なメンバーとペアを組ませ、学びの機会を増やします。また、得られた知見やデータ、案件を共有することで、チーム全体の知識の底上げをしています。
これらのプロセスを通じて、メンバーは自身の成長を実感し、次の挑戦に対する意欲を高めることができています。

 

(1)障壁の解消

私の役割は、チームの進行を妨げる障壁を迅速に解消することです。そのためには、適切なタイミングで情報を共有し、メンバーが円滑に作業を進められるようにサポートします。問題が発生したときにすぐに対処し、解決策を提示することで、メンバーが安心して取り組める環境を作り出します。

 

(2)ビジョンの共有

もう一つ重要なのは、会社のビジョンやプロジェクトの目的を全メンバーに共有することです。各ポジションのメンバーには“点の”役割だけを依頼するのではなく、会社のビジョン・プロジェクトの意義を伝えます。単なるタスクの実行者ではなく、モチベーションが高い状態で「やりがいのある」プロジェクトへの能動的な参加を期待しています。

 

コミュニケーションの力を最大限に活用することで、私たちはチーム全体の連携を強化し、プロジェクトの成功を確実にしています。リーダーとして、障壁を解消し、ビジョンを共有することで、メンバーが自発的に動き、最大のパフォーマンスを発揮できる環境を作り出しています。これからも、情熱と共感を持ってチームに接し、成長を続けるための取り組みを進めていきます。

リーダーとしての役割は、単に指示を出すことではなく、チームメンバーの力を引き出し、最大限に活用することです。自分が分からないことを認め、助けを求めることでメンバーの成長を促し、各自の強みを活かす環境を整えることが重要です。また、弱みを補完し、ナレッジを貯めるための取り組みを通じて、組織全体の成長を目指します。弊社事業において、これらの具体策を実践することで、より強力で効果的なチームを作り上げることができるのです。


 

このようなスタイルで、私たちは「引き出す力」を意識しながら、チームビルディングを進めています。これからも、変化に柔軟に対応し、チームと共に成長し続けることを目指していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

株式会社クリエイティブアローズ
取締役 古川 智一

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