月次決算が利益への近道2024.9.19 税理士法人SHIP 鈴木 克欣

皆さん、こんにちは。
税理士法人SHIP代表の鈴木です。

税理士法人SHIPでは、「財務コンサル」という立場でセカンドオピニオンを実施しています。
顧問税理士がいる企業に対して、2人目の税理士として関与することになります。
最近では、税務顧問として契約する場合とセカンドで契約する場合は50:50ぐらいになってきました。
それだけ、2人目の税理士を選択する企業が増えてきたと言えます。

さて・・・・財務コンサルって何をするの?

まず、皆さんは月次決算を行なっていますか?
月次決算のスケジュールがこの先、1年間決まっていますか?

そうです。
財務コンサルの内容は、月次決算を習慣化することになります。
月次決算を導入するとどうなるの?・・・など、細かいことは省きます。

わかっていることは、日本の多くの企業が月次決算を行なっておらず、そして、月次決算を実施することで、利益体質に変わる可能性が高いということです。

「月次決算をやった方がいいとは思うけど」・・・
という経営者は多いですが、実際に毎月決まったスケジュールで実施している企業は少ない。
つまり、月次決算を実現するためのインフラを整える必要があります。

・bixidを導入し、いつでも試算表や総勘定元帳を見れるインフラを整える
・前月までの試算表データについて、今月確認できる状況を整える
・毎月の試算表の中身を経営者が欲しい情報に変換する
・月次決算時に、経営計画をチェックして、想定通りに進んでいるか検討する

まずは、月次決算を定期的に開催することで、会計を習慣化することができます。
日本の企業の70%以上が赤字である。
SHIPのクライアントは84%が黒字である。

SHIPでは、徹底して月次決算を実施しています。
まずは、利益体質実現の入口は「月次決算」であると断言できます。

そうです。入口なんです。
月次決算を習慣化した、その先に企業を改善するためにやらなければならないことがあります。

月次決算を企業の健康診断として捉えた場合、毎月の健康診断で体の健康状態を把握できます。
たとえば、よくない数値が見つかった時、生活習慣や食事を見直したり
適度な運動をしたり・・・・その先にやらなければならないことがありますよね。

企業も同じです。
月次決算を実施していない・・・つまり、現在の健康状態を把握していないままこれまでと同じ経営を行うから、今期もなかなか改善されない。
ただただ、新規取引先、新しい売上が増加するのを期待しているのではないでしょうか?

経営計画は、理想とする結果を見える化した目標です。
その目標を実現するために、やらなければならない行動を見える化したのがKPI。
そして、ちゃんと目標に近づいてるかどうかのチェックがモニタリング。
これらを月次決算というMISSIONのなかにパッケージ化する。

数字という根拠に対して正面から向き合うから、これまでよりも深い部分で考える癖が身につくのではないでしょうか?
現在、日本の企業が直面している課題を考えると、「経営」はすごく難しくなっていると感じます。

その難しい局面を乗り越えるためにも、数字の力は必ず武器になります。
少しでも早くインフラを戦備して、月次決算を導入して欲しいと僕は考えています。

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