前回、自計化の話をしました。(⇒前回の記事はこちら
中小企業が自社で試算表を作成することを自計化という。

最近、SHIPブログでもよく登場する『クラウド会計』
やっと、クラウド会計が本格的に使える時代になってきた。

そうなってくると、自計化事情は変わる。
自計化ではなく、自動化だ。

あらかじめ、設定しておけば、自動的に試算表があがってくる時代。
上がってきた試算表は、当然、スマホで見れるようになる。

そんな時代が、もうそこまで来ている。

まだまだ、『クラウド会計』が世の中に認知されているかといえば疑問もある。
しかし、間違いなく、自動化の時代になると断言できる。

スマホは持ってるでしょ?
それと一緒。

毎日の環境の中に、クラウド会計による自動化は、空気を吸うように浸透していくだろう。
だって、これを使うことが
経営者にとて、中小企業にとって、会計事務所にとって、
さらには税務署にとって、国にとって有益であれば、
進化しない理由が見当たらない。

あえて言うと、会計事務所の自動化への認識の誤解だ。
自計化もできていないのに・・・・と思っている会計事務所は、
自動化なんて絶対無理!!と思いこんでいる。

しかし、ここに大きな勘違いが存在する。
自計化は、クライアント先への教育スキルが求められたのに対して
自動化は、クラウド会計のアレンジ力が求められる。

・業種ごと
・規模ごと
・経理スタッフのスキルや体制ごと

クライアントの状況に合わせて、どういうクラウド会計を組み合わせていけばいいか
アレンジするためのスキルが必要となる。
アレンジした自動化フローを教えていくスキルは必要だが、自計化ほどのスキルは必要ないと思う。
つまり、自計化ができていない会計事務所こそ、自動化を推奨すべきである。

自動化を進めるとき、会計基幹システムは必要ない。
これまでの会計事務所の、
「うちは〇〇〇メーカーの会計システムなので、同メーカーのソフトを使ってください」
は過去の会話になる。

会社のPCに会計データがあれば、
インターネットを使ってクラウド会計を活用できる。
そして、メーカー問わず、そのデータは共有できる時代。

ここまで、話してくると見えてくること。
会計事務所はこれまで、キーパンチャーが入力をして試算表を作ることを仕事としてきた。
もちろん、この仕事がすぐなくなる訳ではない。
ただ、これまでには無かった新しいスキルが求められ、そのスキルが会計事務所の新しい商品になる。

・どうやって、データをクラウド会計に収集するかのアレンジ力
・収集したデータを仕訳に転換する簿記の知識。
※今後はさらに、はじめから勘定科目が紐づけられるようになる。
※全国の会計事務所ビッグデータを活用すれば難しいことではない。
・財務会計に対する監査機能だけではなく、管理会計に対する監査機能

中小企業は上記のスキルを会計事務所に求めるようになる。
あとは、会計事務所業界がどれぐらいのスピードで対応できていくか。
対応できるかできないかで、会計事務所が淘汰されてしまうのは、いつの時代も想定されること。

さて、次回は監査機能について。

次回の記事はこちら
『クラウド会計が日本の会計を変える。』