決算書を手にした金融機関の職員が最初に目をやる科目。
いろいろ項目がありますが、先ずは貸借対照表の純資産の部。
ここがプラスかマイナスかを見るわけです。
私が現役時代に真っ先に見ていた項目です。

なぜなら債務超過か否かによって、この先融資が出せるか、
また査定区分により自行が積立する貸倒引当金に大きく影響するからです。
債務超過とは、ざっくり言うと、仮にその時点で会社を清算した場合、借金が残るということです。
特別な事情を除き、毎年の赤字の累積が資本金額を超えた状態が債務超過であるわけですから、
その企業は赤字体質であり、いつまでももたないよね、と考える訳です。

債務超過の額と債務超過に陥ってからの期間も、彼らは見ています。
例えば起業して間もない企業が不幸にして赤字を計上し、10万円の債務超過になったケースと、
10年の事業歴があり、毎年200万の赤字を出し続けて2,000万の債務超過である状態では、
金融機関の見る目が全く違うということです。

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