10月に入り段々と秋めいて参りました。朝晩の寒暖差が激しい時期ゆえ読者の皆様も風邪など召されませぬようご注意下さいませ。

さて、今月のテーマですが、金融機関は経営者の資質をどう見ているかお話ししたいと思います。経営者の方々にもいろいろなタイプの方がいらっしゃいます。売上を伸ばしていくことを主眼におく社長。コツコツと良い製品を生産することに重きを置く社長。いろいろな名誉職に就くことを好む社長、などなど正に十人十色です。

以前に少しお話ししましたが、金融機関は決算書をお取引先から預かり、その会社を「格付」しています。実は格付には決算書の財務状況から評価する「定量評価」と経営者の資質から評価する「定性評価」という2つの側面から採点を行っています。概ね採点の比率は定量評価9:定性評価1くらいの配点になっています。「この社長は利益計上のための計数概念をきちんともっているか」、「自社成長のためのヴィジョンをもっているか」、「自社の強み弱みを把握しているか」、「生活は派手か」、「軋轢が起きないように会社内をまとめ上げているか」など個人の属性に関することまで分析を行っています。金融機関の担当者は社長との会話の端々からこれらの情報を収集しているのです。

自社の置かれている状況をしっかりと把握し、経営改善の意識を常に持ち続け、利益を出すために継続して行動する。金融機関の担当者から「最近売上や利益の状況はどうですか?」と聞かれ、「どうだろう。よくわからないな。」などと相手をはぐらかす目的以外には絶対に答えてはいけないということなのです。

 

 

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